判断能力に不安のある方と契約し、通帳や公的書類のお預かりや福祉サービスの利用手続きの代行等を行う『福祉サービス利用援助事業』。
社協では4つの地域センターでこの事業を行っており、ご利用者が地域で安心した生活を送ることができようお手伝いをしています。
今回は担当している地域センター職員と専門員のさらなる資質の向上を目的とし、法人内の職員研修を行いました。
内容は架空の事例をもとに支援を検討しました。細かい事例設定はせず、ひらめくアイデアでどんどん支援策を出していきました。他の職員の意見も聞くことも大きな刺激となり、自分自身の支援の幅や質、姿勢を見つめなおす良い機会となりました。
実際の支援では、ご本人の意思や行動を尊重しながら、適宜必要な情報提供や助言等のサポートが必要になります。その際には職員がどれだけご利用者の声に耳を傾け、寄り添った支援ができるのかが大切です。また、目の前の支援に捉われがちになりますが、その方の長い人生の中で、どうサポートしていくことが良いのか。私たちは考え続けていきたいと思います。